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枝を探る際のガイドワイヤーワークについて

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【アンケートに頂いた質問を転記】

枝を探る際のガイドワイヤーワークについて、先生方が探られる時は大胆に、ガイドワイヤーを出し入れする長さも長いように感じる時があります(膵管は別ですが)。 自分で介助する際は繊細にゆっくりと心掛けています。 さほど気にすることはないですか?

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2件の回答
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質問頂きありがとうございます.

膵管に比べると,胆管は少しダイナミックなガイドワイヤー操作でもいいように思えます.しかしながら,ダイナミックにガイドワイヤーを動かすには,胆管のイメージが必要です.しっかりと胆管をイメージし,決して細い枝を無理に押すようなことがなければ,わりとダイナミックにガイドワイヤーを動かせると思います.ガイドワイヤーの先端軟性部が丸まった時はチャンスですし,ガイドワイヤーの先端が細い枝に入りぐにゃっと曲がった際には,すぐにテンションを解除する必要があります.だいたいの胆管と膵管の走行について,他の質問でも使用した図を添付しますので,参考になれば幸いです.

飯山日赤 渡邉

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ご質問ありがとうございます。また投稿システムのトラブルで回答が遅れてしまい申し訳ありませんでした。

ガイドワイヤー操作についてですが、ストロークの長さ、スピード等については人それぞれのように思います。外科医師でしたが、非常に繊細でゆっくりとした操作ながら、おそらく枝の引っ掛かりを鋭敏に捉えることで、結果的に素早く枝を選択していく様子を見て感嘆したことがあります。

具体的なコツとしてですが、レクチャー中で述べたのは透視上の見かけの分岐よりも手前に実際の分岐があることが多いため、より手前から探りを入れることでした。これを意識しつつ、回転をかけつつ分岐が想定される部位を先進させて探りを入れます。ガイドワイヤーの回転性を高めるためには付属しているトルカーを使うことも有効と思います。また反対方向の回転をかけることで驚くほど容易に選択ができることがあります。

またこれもまた術者との共同作業ですので、なかなか選択できない場合には術者と相談しつつカテーテルの位置や向き、種類を変更していくことができれば更に選択性は高まると思います。

佐久医療センター 工藤彰治

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